特に、ネガティブな感情(怖い、淋しい、悲しい、嫌な気持ち、落ち込む、など)をより深く見つめてみると、実は表面の感情とは違う自分の意識を発見することができます。その本質を発見し認識することによって、解決策を考え問題解決できます。多くの場合、ネガティブな感情は、夢を叶える過程においての障害物の何者でもないのです。
例えば、やりたかった仕事の面接の日が決まりました。その知らせを聞いた時点で、あなたは、うまく答えられるか?面接に受かるか?など、「不安」を覚えたとします。特に、この仕事は絶対に手に入れたいと思う場合、「不安」の度合いはエスカレートします。
まだ、面接は始まっていないのに、このような感情が生まれる多くは、過去に面接に失敗し、結果受からなかったなどの辛い経験から、面接が苦手だという意識を持ってしまっています。
苦手という「意識」から「不安」という感情が生まれ、その感情が「態度」に現れます。不安げな表情、態度は、面接官に自信のない印象を与えてしまい、不採用という「結果」になる可能性は高いでしょう。不採用となった場合、その「結果」だけが残り、増々面接が苦手な自分を決定づけてしまいます。ましてや、自分にとって是非ともやりたかった仕事の面接ですので、何の対策も取らなければ、やりたい仕事を手にいれることは難しくなります。
解決方法は、ネガティブな感情が現れた時は、意識的にその感情を変えることです。
感情の奥には、自分の意識があると分かりました。過去に起こったことは変えることはできません。過去の失敗を何度も思っていても自分のためにはなりません。
自分の感情をコントロールできるのは自分だけです。面接の日が決まり、自分ができる最善の準備を整えた後は「大丈夫、面接はうまくいく!」と自分自身に言い聞かせます。
実際のところ、不安、心配と思う感情が現れてくるでしょう。自分で言い聞かせてもその言葉を信じない自分がいることでしょう。でも、何度も何度も自分に言い聞かせることを続けて下さい。私の場合、言い聞かせながら、ネガティブな思いを抱いている自分を打ち消そうとする別の自分を頭のなかでイメージしました。すこしずつ、受けいられる自分がいました。
ネガティブな感情の奥にある意識を分析することによって、本当の自分を発見。そこから解決法を見いだして、アクションを起こし、夢を叶える道の一歩を踏み出して下さい。