2017年7月27日木曜日

夢と可能性に秘めた街:ロサンゼルス

私のロサンゼルスの住まいのお隣はエレンという女性。彼女のボーイフレンドは、スティーブンスピルバーグ監督の長年のエディ ターのマイケル·カーンです。

ハリウッド映画業界ではすでに『伝説の人』と尊敬されているマイケルは、『未知との遭遇』以来『太陽の帝国』『インディアナジョーンズ』 シリーズ、『ジュラシックパーク』など、ほぼすべてのスピルバーグ監督の作品の編集を手がけてきました。『シンドラーのリスト』 『プライベートライアン』『レイダース/失われたアーク』で3回アカデミー賞編集賞を受賞。現在は、次の『ジュラシックパーク』の作品に取り組んでいる人物です。

例え、同じ映画の仕事に関わっていたとしてもマイケル· カーンのような人とは、仕事以外のことを話す機会はほぼ皆無に難しい等しい、というのが現実ですが、お隣のエレンと友達である私は、マイケルが彼女の家に尋ねてくる時にお茶やカクテルを飲みながら雑談する機会があり、ハリウッドの有名エディターのマイケル · カーンではなく、普段の優しいマイケルに接することができます。

もし、私がエディター志望なら(仕事に対する情熱、努力、忍耐など本気であることが原則ですが、)マイケルカーンに頼んで彼のアシスタントの下の下のその下のアシスタントに入れてもらうことは、不可能なことではないでしょう。そこから、自分の努力次第で、エディターへの階段を登っていくチャンスに繋がる可能性も出てくるでしょう。

シナリオライターの友人のゲイブ。彼の計理士は、クリント · イーストウッド経理を長年担当している人で、その計理士を通じて、彼が書き上げたシナリオがクリントイーストウッド監督の手元に届けてもらえたということです。

私の知り合いの寿司屋のカウンターで食事をしている時、入ってきたカップルは、オランドブルームとミランダカー。二人は私の隣に座り、私の食べているネタへのオランドの質問がきっかけに、寿司や日本の話に盛り上がりました。

オランド·ブルームのように偶然出会ったセレブに関しては、食事中という状況なので多少難しいかもしれませんが、もし自分がシナリオライターで自分のシナリオの主役にオランドブルームが適役だと思っていたなら、状況に応じて、シナリオを彼に手渡すことが可能かもしれません。そのシナリオをオランド·ブルームが気に入り、彼からメジャーな映画スタジオにそのシナリオの映画化の話を持っていき、映画になるということも夢ではありません。

これらは、ほんの握りの話ですが、ロサンゼルスで生活をしているとこのように予期せず出来事に遭遇することがあります。


セレブや映画関係者を見かけたり、意外なところで遭遇したりする機会があるのは、ロサンゼルス以外、世界中他にはないでしょう。それと同時に、分厚いハリウッドの壁の小さい隙間から中に入る偶然のチャンスも転がっているかもしれない、と言える街がロサンゼルスです。