2013年6月29日土曜日

ハリウッド映画プロデューサーの必需品は?

  映画監督は、脚本を監督のビジョンで映像化します。しかし、実際に映画を製作するプロデューサーなしでは、映画は完成に至りません。監督のビジョンを理解し、物理的、現実的、予算的にどのように実現していくかは、プロデューサーの腕の見せ所です。監督の様に脚光はあびないものの、映画の完成度はプロデューサーの力にかかっていると言っても過言ではありません。

 初めてハリウッド映画のプロデューサーに呼ばれて、彼のお洒落なオフィスに入っていった時に目にしたのは、学生が使うようなノートに鉛筆で色々書きこんでいるプロデューサーの姿でした。ノートと鉛筆?と、不思議に思いました。その後、何人ものプロデューサーと仕事をしてきましたが、やはりプロデューサー達は、ノートにやるべきことをリストし、必要事項をメモしています。

 何ヶ月にも渡る準備期間の間に、そのノートが多くのことで埋め尽くされ、撮影現場に持っていったり、ページをイライラしながらめくったりすることで、表紙がすり減り、ノート全体がよれよれになり。。。そういうノートが何冊もでき、そして、ハリウッド映画が完成されていくのです。
 
 ハリウッド映画の完成するためにプロデューサーがノートに多くの準備事項で埋めていくように、ALL ABOUT "ME" BOOK に書き込みならが、自分の夢をどのようにプロデュースするかを考えてみませんか?



 
 

2013年6月26日水曜日

本「ハリウッドを笑い飛ばせ」ーハリウッドを目指す人にとってためになる本の紹介


新鮮な手法でハリウッド映画、映画界を紹介している本です。

なかでも、映画に関わるスタッフの職業案内の章では、役者、監督、カメラマンなど中心的存在以外にほとんど知られていない多種多才な職種とその内容を紹介。ハリウッド映画を目指す人にとって、 役者、監督、カメラマンだけでなく、自分に合った職種をみつけることに役立ちます。

私自身、ハリウッド映画の仕事をした時の驚きはシステム化された分業の仕事でした。日本では考えられないような、「ハリウッド」だからありえる仕事もあります。例えば、この本でも紹介されているクラフトサービス。撮影時に食事を提供するケータリングとは違って、スナックや飲み物を1日中提供する人です。夕方、丁度疲れてきた頃に、カプチーノやサンドイッチ、手作りクッキーなどを運び、撮影現場での疲れを癒してくれます。一流のクラフトサービスの人達の絶妙な気配り、提供するスナックのセンスと質、プレゼンテーションなどは素晴らしいものです。気遣いと繊細で優れた食文化の日本人が入り込めるポジションではないかと、いつも思っています。

この本のなかで一番よかったのは、最後の章の「監督への道のり」。 実際、準備から撮影、配給までの過程をここまで詳しく書かれている本はないと思います。 映画監督、映画製作を目指す人達に是非とも読んでもらいたいです。日本人でハリウッド映画を製作、監督し、配給まで達成した監督のエネルギーと労力ははかりしれないものです。






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2013年6月22日土曜日

自分のことを考える時間。


 私は、東京のCM製作会社でTVコマーシャルの製作の仕事をしていました。丁度、その頃、ハリウッド映画の撮影が日本であり、スタッフを募集しているというニュースを耳にしました。すぐに、応募したいという気持ちと今のCMの仕事を辞めてまで?という気持ちなどで、はっきり決められず、ぐずぐずしているうちに募集は打ち切られました。

 その後アメリカに移りCMの製作を仕事を続けていましたが、ミスった映画のチャンスはなかなか来ませんでした。CMの仕事を続けながらも、映画のスタッフ募集の広告に応募したり、映画会社へ履歴書を送ったりしましたが、何も起こらない月日が過ぎました。

 知人からアメリカのTV映画の仕事の募集があると聞き、すぐに応募しラッキーにも採用され、これがきっかけにハリウッド映画の仕事へとつながっていきました。

 最初のチャンスの時は、自分の夢というものが、漠然としていたため、すぐに行動に移せませんでした。しかし、このチャンスをミスったことに対する後悔が、逆に自分の夢に対する確信となって、その後アメリカに移ることへの決心となりました。

 私が、東京でCM製作の仕事をしていた頃は、自分の将来、次の目標、仕事以外のやりたいことなどをゆっくり考えることなど、思ってもみませんでした。

あなたの忙しい毎日のなかで、このALL ABOUT "ME BOOK を使って、あなた自身や、あなたの将来のこと、夢、目標を考えてみるきっかけになればいいなと思います。

 

 

2013年6月19日水曜日

この本の目的

  4月にこの本が出版された時、友人達がすぐにアマゾンでオーダーして購入してくれました。そのなかの何人かが、この本は若者向けで自分向け(その人は40代の男性)ではないと、伝えてきました。

 昨日、この本の件で会った方は、中学生から就職を考えているので、対象をもっと若くした方がいいと、アドバイスを頂きました。

 この本は、就職活動の本ではありません。就職活動をする時にも役立てますが、この本の大きな目的は、この本を手にした機会から、自分の人生全体を考えてみましょう、ということです。

 ですので、10代の人も、40代の人も、どの年齢の人も関係ありません。ただ、出版社の意向から対象の年齢の設定がありましたので、質問の内容に自分の年代があてはまらないものもあります。そういう場合は、その質問を飛ばして次に進んで下さい。

この本が、これからの人生を自分らしくどう生きていこうかと、考えるきっかけになればとても嬉しいです。

2013年6月12日水曜日

ハリウッドで学んだ夢を叶える方法とは?


ハリウッドで学んだ方法とは、自分を知ること。自分の夢を信じること。その夢に向かって行動し続けることでした。言われてみればありきたりのことですが、どれだけの人がこの簡単そうなことをし続けることができるのでしょうか?

自分のことがわからなければ、自分が将来何をしたいかをはっきり分からないのではないでしょうか?漠然と自分の夢のようなものを持っているけれど、どうしていいかわからない、そういう思いをずっと持ち続けているということはありませんか?

ハリウッドで学んだ方法の実践法とは、『書き出すこと』でした。自分の分析、将来の分析、やりたいことをリストすること、それに対しての分析など、書き出しながら、自分の人生を考える作業でした。今までは、頭のなかで考えていたことを実際書き出すことによって、ぼんやりと思っていたことがはっきりしていくことに気づきました。私は、白紙のノートでこの作業をしましたが、その時にこんな本があったら、と思っていたのが、この『All About "ME" Book』です。

日常生活は、スマートフォン、PCなどの電子機器にあふれた毎日です。あえて、自分の手で書くということにこだわったのは、自分の字には、その時の自分の気持ち、感情が表れるからです。

本からの質問に自分の言葉で答え、自分の手で書くことにより、自分をより理解します。自分をより知る事によって、将来の夢が明確になります。夢を目標におきかえ、目標達成の計画をたて、自分の夢、目標を常に頭のなかでイメージすることによって、達成に向かって進んでいくエネルギー源となるでしょう。

 『All About "ME" Book』は、あなたの手で作る世界に一冊しかないあなただけの本です。 そして、あなたの夢へのはじめの一歩です。
  


2013年6月11日火曜日

ALL ABOUT "ME" BOOK ー はじめに


  私は、アメリカ・ロサンゼルスで映画製作の仕事に携わっています。過去5年間『バック・トゥ・ザ・フューチャー』、『フォレスト・ガンプ』、『Disney’s クリスマスキャロル』を監督したロバート・ゼメキスのチームの一員となり、同じチームの仲間とゼメキス監督の作品の製作に関わりました。

 オフィスや撮影現場に雇われる仕事経験の浅いアシスタント達の多くは、アメリカ各地からハリウッドに憧れてロサンゼルスにやってきた若者たちです。彼らのなかの何人が、はっきりした将来の夢や目標を持っていたのでしょうか?

 ゼメキス監督のアシスタントとして雇われたシナリオライター兼監督になる夢を持っていたクリスは、ゼメキス監督に近い立場から、監督やプロデューサーに映画のアイデアを提案し、監督と共著で台本を書きあげ、次のゼメキス監督作品のラインナップに入ることになりました。

 映画プロデューサーになる夢を持ってチームに入ったジミーは、仕事ぶりを認められ、プロデューサー直属のアシスタントとなり夢を叶えるためにプロデューサー業を勉強中です。

 クリスやジミー以外のアシスタント達のその後はどうなったのでしょうか。アシスタントのままの人、映画業界を去り、違う職種に就いた人、それか、自分の故郷に戻ってしまった人です。この5年間で、はっきりした将来の目標を持っていた人とそうでない人との差を目の当たりにしました。

 ハリウッド映画の製作に関わる仕事をしたいという夢を持っていた私は、チャンスを得て、夢を実現しました。日本人の私がこの競争の激しい世界で長年に渡って仕事ができているのは、ハリウッドで学んだ方法の成果です。それをまとめたのが、この『All About “Me” Bookです。