2014年1月6日月曜日

夢の力 - ドキュメンタリー監督の場合


 友人のドキュメンタリー映画監督の作品が、先月アメリカでオンエアされました。彼女がその撮影をしたのは4〜5年前。その友人に同行し、ある映画祭のオープニング祭典に出席したのは2年前です。フランス人の彼女がテーマに選んだアメリカンインディアンのドキュメンタリーをアメリカで放送されるのが、彼女の夢でした。

 映画祭に参加した時、自分たちの映画作りに情熱を注いでいる多くの人達の熱い想いに感動しました。ある監督は、自前の一着きりのスーツで、各地の映画祭を回っているのだと、話していました。家族を養うために普通の仕事を持ち、週末だけ何年もかけて撮影をし自分の作品を完成させた監督もいました。それから信じた題材を映像化するために何年もの月日をかけ、作品への情熱を持ち続けた一人でした。

 多額の予算があり、細分化された職種のもとに多くのスタッフで製作するハリウッド映画とは違い、インディペンデント映画やドキュメンタリー映画は、多くの場合予算が限られています。そのため、監督、カメラマン、プロデューサーも含めて、少ないスタッフが知恵を出し、互いに協力して、皆で映画を作りあげます。私もインディペンデント映画の製作に関わったことがあります。撮影自体は大変でしたが、終了した時の達成感は格別のものでした。

 映画祭での監督達の誇りと充実に満ちた顔を見ていると、自分の夢をみつけることができれば、人は力と勇気を持って貫くことできるのだと改めて感じました。それは、映画や仕事にかかわらず、どんなかたちの夢についてもいえることだと思います。

 今年こそ、皆さんが夢を見つけ、夢への第一歩を歩み出すために、ALL ABOUT "ME" BOOK が活躍してほしいと願っています。