2013年10月29日火曜日

All About "Me" Book - 第一章 自分らしさ

 世界中で自分という人間は一人しかいません。外見がそっくりな双子でさえ、内面はまったく違います。自分の良さを受け入れず、「あの人のようになりたい」等と、自分にはないものをほしがる人達は多くいます。

 本のなかでも紹介したレディー·ガガのエピソードです。彼女は有名女子高校生時代、彼女らしいユニークな性格や言動からいじめを受け、自信喪失。それが、自分のスタイル、容姿に対する劣等感に変わり、モデルの様なスタイルになればクラスメイトから認められるのでは、という考えから拒食症になっていきます。

 子供の頃から大好きな音楽の道を目指し、優秀な音楽大学に入った後もその劣等感は変わらず、拒食症からついに声がでなくなります。やっと、自分のやっていたことがどれだけ愚かだったかを悟ったと、彼女は話しています。

 世間の風潮、学校、会社、家庭での人間関係などのなか、自分に自信を持つというのはそう簡単ではないでしょう。しかし、レディー·ガガが歌っているように、「あなた自身を好きになること」から始めてはどうでしょうか?

 このページからあなたの良さを発見、再確認して、世界に一人しかいない自分を好きでいて下さい。これが、あなただけの夢への第一歩となるはずです。


 

2013年10月18日金曜日

Time Management

  ハリウッド映画の仕事をしている時に学んだなかで、これだ!と思ったことは、Time Management 「時間の管理」ということでした。
 
 映画製作の仕事は、時間との勝負です。シナリオ、撮影日が決まると、それに合わせて、撮影に必要な準備していかなければいけません。1日にできる仕事の時間、仕事量は限られています。細々とした多くの事項を準備していかないといけません。ひとつでもミスったら、多くの人が関わっている撮影現場がストップしてしまう可能性もあるのです。

 どれを優先してすすめないといけないのでしょうか?突発事項が発生し、別のことに時間が取られてしまうこともあるでしょう。相手が関わる場合は自分の思う通りには物事が進まない場合もあるでしょう。

 まず、やらなければいけない事項を思うつくまますべてリストします。そのリストの前に四角の☐ を書き、やり終えたらその四角にXを入れます。 (日本の場合は、チェックマークですね。)

 リストの各々の項目には、期限があります。今日中。明日。来週中。撮影前日まで、等など。それを見やすくするために、カラーのマーカーで色分けします。そうすることによって、時間のバランスが見えやすくなります。リストを書く時間の無駄だと考えられる人があるかもしれませんが、あえてノートに書き出すことによって、内容をより認識できることを実感します。また、新たにすることが出てくると、そのノートに書き出し、色で期限を記し、完了したら X マークをする。という作業の繰り返しで、映画の準備は進んでいきます。

 仕事では映画を完成させるこの方法の応用が、自分の夢を達成することに役立つ方法となることがわかりました。それを、多くの人にも実践して頂きたく、All About "ME" Bookのなかで紹介しました。次のブログではそのことをご紹介したいと思っています。

2013年10月10日木曜日

ハリウッド映画の仕事をやっていてよかったと思う瞬間。

 日本人スポーツ選手が優秀な成績を残した後のインタビューで「楽しみました。」と言う選手が随分多くなったなと、最近日本のニュースなどをみていて思います。

 もちろん、毎日の厳しいトレーニングをこなして、頂上に立った人達だからこそ口にできる言葉ではありますが、本当に好きでないと毎日の厳しいトレーニングを続けていくことは無理ではないでしょうか?
 
 ある元プロ野球選手の話です。子供の頃からプロ野球選手になりたいと夢をみて、何度もの試練と挫折の連続の後にやっとプロ野球選手として遅咲きの花を咲かせました。しかし、その夢も二年で終わってしまい、その後、野球関係の仕事はおろか、仕事に就くことがどれだけ難しいかを味わっている毎日。現状を指摘した聞き手が、後悔していますか?と聞くと、元プロ野球選手は「後悔なんかしていません。好きなことをやっていましたから。」と、きっぱりと答えました。

 好きなこと=仕事、はベストですが、そうでない場合でも、その仕事に自分の好きな要素が入っていれば、「楽しい」と思えるのではないでしょうか?

 子供の頃からハリウッド映画が大好きでした。物事を計画したり、まとめていくことも好きで得意でした。映画に関して、自分ができることは何だろう?と、考えていくなかで、映画製作の仕事があると分かりました。これなら、できる!と、思い飛び込んだ映画の世界です。

 映画製作は、準備が万端であれば、撮影日はよほどのことがない限りスムーズに進行します。その代わり、準備の日々は連日、長時間労働です。(ハリウッド映画はユニオンの規制があるため、徹夜はあり得ませんが、12−14時間労働は普通にあります。)私はそれが苦に思ったことはありません。逆に、多くのチャレンジをこなしていく毎日が「楽しい」と思います。しかし、撮影日に近づくに従って、緊張感の度合いが高まり、毎日の疲れも溜まっていきます。そして、撮影初日。いままでの嵐が過ぎ去った後の静けさがやってきます。やっと始まった撮影に安堵の気持ちで、俳優達が演じる撮影現場をみていて「この仕事をやっていてよかった。」と、思う瞬間です。

 

 

2013年10月2日水曜日

ALL ABOUT "ME" BOOK - 第一章自分発見のページ My Favoritesー好きなもの

 自分発見のページでのベーシックな要素は、好きなものです。どれだけ好きなものがありますか?

 好きな食べ物、好きな色、好きな季節など、シンプルな質問にはすぐに答えられる人は多いと思います。単純にこれが好き!というものは、誰もが持っていることでしょう。

 では、好きな本、好きな映画、好きな音楽など、何故それらが好きなのか、理由を考え書いたことはありますか? 好きな理由が自分らしさを表しているのではないでしょうか?同じ映画が好きな友達がいたとしても、何故好きなのかはそれぞれ違うでしょう。自分の好きなものの理由を考えることも、自分を知る一つの方法でもあります。

 このページから、今まで気づかなかった好きなものを多く発見できるといいですね。それらを自分の好きなものリスト(頭のなかのリストでも、実際に書き出すリストでも)に加えましょう。自分の気持ちがダウンした時に好きなものを思い出すことによって、自分を元気づけられるかもしれません。